【Excel VBA】 PCの情報をボタン一発で取得する方法(初心者向け)


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Bill Gates, Fall/COMDEX, November 1995
Bill Gates, Fall/COMDEX, November 1995 via photopin (license)
今回は、主に、システム管理者向けのノウハウをお伝えします。

といっても、かなり初級というか、初心者向けで、ノウハウというほどの情報は詰まっていませんが、知らない方向けに

「あっ、Excel でこんなことできるんだ!」

という気付きを得てもらえばいいかな、と思っています。

私も過去に、システムの運用部門にいたことがありますが、Windows だと、コマンドやスクリプトを知らなくても、GUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)、つまり画面上のマウスとキー操作で、ほとんど作業できてしまう面があり、あえてそんなに使っていませんでした。

今になって、反省しています・・・

それではこれから、Excel VBA を使って、以下の PC の情報をボタンを押して、一発で取得する方法をご覧いただきます。
  • ログインユーザー名
  • コンピュータ名
  • ドメイン名
  • OS の詳細バージョン

Excel VBA とは

手抜きしているわけではありませんが、とても、分かりやすく説明している、以下のブログの記事がありますので、Excel VBA の説明は、そちらに委ねるとして、もう早速、本題に入っていきますね。
エクセルVBA…まず何をしたら良いかわからない…!という声をよく耳にします。今回はVBAプログラミングをいざ書き始める直前の状態を目標に、エクセルVBAの最低限のセッティングの仕方についてお伝えします。

【Excel VBA】ボタン一発でPC情報取得(デモ)

上述した、PC の情報を取得する動きをこれからご覧入れます。

PC情報を取得1
↑ Excel を開いて、「PC情報取得」のボタンを押します。

PC情報を取得2
↑ はい、一瞬で、PCの情報が取得できました。しかも正確に!

取得したい情報をもっと追加していけば、さらに便利になりますでしょ。

例えば、さらに自動化しようと思えば、以下のような処理も全自動で可能なわけです。
  • ボタンを押した直後にファイルを保存
  • イントラ内ならば、目的の共有ファイルサーバに保存
  • ファイルを閉じる
私の経験でいえば、何らかのトラブルがあったPCを直して、セットアップしたあとに、PCの情報を念のためチェックするとき、設定画面を開いて、自分のPCか、ノートにメモ書きして、なんてことを過去にした記憶があります。

VBA を記述したExcelファイルさえあれば、いつも決まった作業ならば特に、過不足なく、そして、正確に、PCの情報を保存しておけます。

【Excel VBA】VBA の記述内容

VBA の記述内容は、一から、自分で考えて、記述したのでなく、以下の2つのページから、パクって、編集しました!

先人は、真似してマネして、成長していってるようですよ。それでイイんですと、教わっております。

実際のコード

VBA の記述・ボタンへの登録方法

上記のコードをExcel に貼り付けていきますので、まずExcel を開きましょう。

ExcelVBA-PC情報取得00
↑ Excel の新規ファイルを開いて、Alt + F11 キーを押します。

ExcelVBA-PC情報取得01
↑ VBA のエディターが開きます。標準モジュールの画面がなければ、挿入します。

ExcelVBA-PC情報取得02
↑ [挿入]メニューから、「標準モジュール」を追加

ExcelVBA-PC情報取得03
↑ 上記のコードをコピーして貼り付け
ExcelVBA-PC情報取得04
↑ 貼り付けられました。

本来なら、各コードに一言、二言、注釈を入れるべきところですが、また別の機会に詳しく解説しますね。

貼り付け完了したら、また、Alt + F11 キーを押します。

ExcelVBA-PC情報取得05
↑ そうすると、元のワークシートに戻りますので、[開発]タブをクリックします。

※[開発]タブがなければ、最初にご紹介した、ブログの記事を参考に追加しましょう。

ExcelVBA-PC情報取得06
↑ [挿入]メニューから、フォームコントロールのボタン・アイコンをクリック

※Active コントロールのボタンは使いませんので、ご注意を!

ExcelVBA-PC情報取得07
↑ ボタンの大きさを調整して、適当なところに置きます。

すると、「マクロの登録」画面が開きますので、先ほどのモジュール名である、「PC情報取得」を選んでOK

ExcelVBA-PC情報取得08
↑ ボタンの名前も変更しましょう。

Ctrlキーを押したままだと、ボタンがクリックされずに選択できて、編集できますよ。

ExcelVBA-PC情報取得09
↑ ボタン押して、動作を確認しましょう。

ExcelVBA-PC情報取得10
↑ AとBの列、1行目から4行目までのセルに、取得した情報がちゃんと追加されます!

まとめ

Excel VBA を使って、PCの情報を取得するノウハウは、特にシステム管理者向けに、仕事を効率化するうえで、超重要ですし、私としても、優先的な命題として、取り組んでいきます。

PC だけでなく、サーバーに対してももちろん使えますよ。

分かりやすく、より実用的な内容にしていきたいと思いますので、これからもよろしくお願いします!
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ソニーの情報システム子会社で、5万人以上のユーザー向けの社内ヘルプデスクや、認証サーバ・メールサーバの運用を経験。その後、日本マイクロソフトや、レノボ・ジャパンで、大手法人営業のプリセールスSE を担い、ソフトウェアからハードウェアまで幅広い知識と経験を持つ。現在はIT企業、株式会社ワークスピーディーの代表取締役。 詳しくはこちら → プロフィール