iPhone の画面を PC や Mac に転送できるツール 『LonelyScreen』


PC・Mac・iPhone
FirmBee / Pixabay
今回は、PCやMacを使って、プロジェクターなどに投影してプレゼン(説明)しているとき、iPhoneの画面を転送して表示できるツールと、その使い方を紹介します。

iPhoneが登場して以降、スマホ・ファーストなんて言われて、スマホの利用者のことをまず第一に考えて、WEBサイトや、アプリを制作していく流れが常識のようになっています。IT業界の人が意識するのはもちろんのこと、10代、20代を対象にしたビジネスをしている業界(ファッションや、エンターテイメントなど)では、それが顕著です。

IT機器が好きな人、使い慣れた人だと、スマホや、タブレットの画面を、そのままプロジェクターに投影してプレゼンするケースも、稀にみますが、PCやMacを使うのがまだ一般的。

PCやMacを使いながら、iPhoneの画面をそのまま、プロジェクターや、PC・Macのモニターに写し出して、スムーズに説明したい、というニーズに答えられるのが、このツール、「LonelyScreen」です。無償!

さて使い方の説明でーす。簡単簡単♪いきましょう!

「LonelyScreen」のダウンロード

ツールの公式サイト、または、Windowsなら「窓の杜」からダウンロードがオススメです。

公式サイト:AirPlay Receiver on Windows and OSX ダウンロード
http://www.lonelyscreen.com/download.html

窓の杜:LonelyScreen – 窓の杜ライブラリ
http://www.forest.impress.co.jp/library/software/lonelyscreen/

LonelyScreenダウンロード
↑公式サイトのダウンロードページより、ダウンロードボタンをクリック

3つのブラウザごとに、画面ショットを付けますね。

Chromeのブラウザの場合
↑Chromeのブラウザの場合

Firefoxダウンロード
↑Firefoxのブラウザの場合

MicrosoftEdgeダウンロード
↑Microsoft Edgeのブラウザの場合

「LonelyScreen」を使用するうえでの前提条件

インストールの前に、「LonelyScreen」を使用するには、前提条件があるんです。

ネットワークが同じセグメント内にないと、このツールを使って、iPhoneの画面転送できません。

「セグメント」という言葉が不明な方に説明しますね。

PC(Mac)が、組織内のネットワークに接続しているとしますよね。一方で、iPhoneは、LTE(もしくは3G)接続。

そうすると、2つのデバイスは、別のネットワークに属しているということになるので、その場合は、画面を転送できませんからね。

同じネットワークにするにはどうすればいいか?方法がいくつかあります。
  • 組織内のネットワークにiPhoneを接続する(会社支給のiPhoneなら可能かもしれませんが、自前のiPhoneなら社内のルール上、普通は難しいですよね)
  • iPhoneのテザリングに、PC(Mac)を接続させる
  • WiFiルーター(持っていれば)にiPhoneとPC(Mac)を接続させる

「LonelyScreen」のインストール

保存先が、Windowsの場合、指定しなければ、「ダウンロード」フォルダになりますね。

LonelyScreenインストールファイル
↑「ダウンロード」フォルダにある、「LonelyScreen」のインストールファイルを実行します。

LonelyScreenインストール1
LonelyScreenインストール2
↑インストールファイルを実行すると、こんなふうに画面が移り変わります。

LonelyScreenインストール3
↑この画面にきたら、「Install」ボタンをクリックします。

LonelyScreenインストール完了
↑インストールが完了すると、「LonelyScreen」の画面がポンと表示されます。

iPhone の画面を Windows や Mac に転送!

今度は、iPhoneで操作します。

iPhoneで、画面下の外側から、指をスライドさせます。

iPhone1
↑こんな設定画面が表示されます。「AirPlay」をタッチ(タップ)

iPhone2
↑「LonelyScreen」をタップ

iPhone3
↑「ミラーリング」をタップ。

LonelyScreen画面転送
↑その瞬間、PC(Mac)の「LonelyScreen」にiPhoneの画面が表示されます!

iPhone4
↑「完了」をタップして、あとは自由に操作!

※補足情報ですが、もし接続できなくなったら、PC(Mac)を再起動・・・しましょう。iPhoneを再起動するよりも効果がある気がします。他の解決策は、軽く調べたら、PC(Mac)側でIPv6の設定を無効にすると解決した、という事例がありました。

まとめ

これで、例えば、WindowsのPCなら、PowerPoint(パワーポイント)で、Macなら、Keynote(キーノート)で作った資料を使って説明しながら、iPhoneの画面をスムーズに、プロジェクターに投影できるわけです。

こういう操作や画面切り替えにモタモタしていると、せっかくプレゼン(説明)がよくても、印象がよくないですからね。もったいない!

ササッと、ササッと、使ってみてくださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございます!
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ソニーの情報システム子会社で、5万人以上のユーザー向けの社内ヘルプデスクや、認証サーバ・メールサーバの運用を経験。その後、日本マイクロソフトや、レノボ・ジャパンで、大手法人営業のプリセールスSE を担い、ソフトウェアからハードウェアまで幅広い知識と経験を持つ。現在はIT企業、株式会社ワークスピーディーの代表取締役。 詳しくはこちら → プロフィール