【WordPress】プラグインで問題が発生したときの対応とリスクヘッジ


こんにちは。小松です。

このブログは、WordPress ベースで運用していますが、つい数日前(2021年7月1日)に、特定のプラグインが原因でサイトが表示できなくなりました。

その経緯と、解決までの手順を簡単に書いていきます。

その日、Google Analytics アプリを開くと、ページのアクセス数が0件になっていたのです。

Google AdSense を解除したからかな、と思ったのですが、それにしても、0件になることは今まで経験がありません。

おかしいな、と思って、このブログを開くと、以下のようなエラーがでて、コンテンツを開けないのです。

一瞬焦りました。
Fatal error: Namespace declaration statement has to be the very first statement or after any declare call in the script in https://itwork100.com///media.php on line 2


そのページは閉じてしまって、画面ショットがないのですが、WordPress がナビゲートする、ヘルプページのリンクを開いても、解決方法がよくわかりません。

30分ぐらいググって調べましたが、PHP のコードについてなど、専門的過ぎて理解できず、有用な情報を確認できない状態が続きます。

該当のプラグインが何であるかは、上記のエラーとともにあった、URLからわかっていたので、そのプラグインを、FTPツールを使って、フォルダごと削除してしまう方法を考えました。

今回、問題を引き落とした、該当のプラグインは、「All in One SEO」です。

FTPツールで、プラグインの該当フォルダを削除する寸前までいったところで、ふと、メールを見てみると、以下の件名のメールが届いていました。

件名:[ワクスピ・ブログ] サイトで技術的な問題が発生しています

実際のメールは次のとおりです
慌てて、そのメールを開いてみると、まさに今回のエラーと合致する内容が書かれていました(T_T)

藁をもすがる思いで、そのメールを読むと、WordPress の「リカバリーモード」のURLがあります。

そのURL にアクセスして、ログインしたら、該当サイトの管理画面にログインできました。

「リカバリーモード」の画面なのですが、普段使っている管理画面とほとんど変わりありません。

次に実施したことは以下のとおりです。

結局のところ、この手順により解決しました。
  1. プラグインのメニューにアクセスし、「All in One SEO」のプラグインを一旦無効化
  2. 「All in One SEO」を最新バージョンに更新
  3. 「All in One SEO」のプラグインを有効化
  4. これで、無事に該当サイトが表示されました!
手順としては、これだけです。

もしかしたら、「All in One SEO」のプラグインを無効化した段階で表示されていたかもしれません。

簡単な手順で拍子抜けしましたが、気づいてから、1時間ぐらいで解決したので思ったほど時間がかからず、一安心です。

WordPress からメールが届かずに分からないままだったとしたら、と思うと背中がゾクゾクします。

直すまでに、数時間を要していたら、その日やろうとしていた仕事に大きく差し障りが出ますし、冷や汗モノです。

自分がWordPressに詳しいならまだしも、個人・法人問わず、アクセス数が月間5万PV(ページビュー)以上いくようなサイトなら、メンテナンスは、WEBデザイナーに任せるのが無難だと今回の件で感じました。

誰かに任すと、月額少なくとも、数万円かかるでしょう。

ブログのサイトを集客用のツールとして使っていたり、広告掲載をしていて、問題が起きたら、数時間でも、いくらの損害になるかを試算してみてください。

メンテナンスを任した場合と任さない場合を天秤にかけて、リスク(損害の額)の方がだいぶ上回るなら、専門家にお願いしてもいいでしょう。

保険のようなものですね。

問題が起きたときのリスクが大きければ、先々考えると、メンテナンス費用は、意外に安い可能性もあります。

プラグインの種類にもよるので、一概には言えませんが、結果的には、プラグインが古いことにより、今回の問題が発生しました。

WordPress のバージョンやページのデザインテーマによっては、プラグインのバージョンアップはしない方がいい場合もありますが、そのあたりも、メンテナンスに慣れているWEBデザイナーに頼っていれば、未然に問題を防げるので、一度振り返って、検討してみるのもいいかもしれません。
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ソニーの情報システム子会社で、5万人以上のユーザー向けの社内ヘルプデスクや、認証サーバ・メールサーバの運用を経験。その後、日本マイクロソフトや、レノボ・ジャパンで、大手法人営業のプリセールスSE を担い、ソフトウェアからハードウェアまで幅広い知識と経験を持つ。現在はIT企業、株式会社ワークスピーディーの代表取締役。 詳しくはこちら → プロフィール