最近、IT を活用した仕事効率化のセミナーに参加して(日々勉強してるんですよ~)、「1Password」のことを知りました。
知って使ってすぐに、あ~なんで、もっと早く使ってなかったんだ~と、猛烈に後悔しましたよ^^;
すごく便利な「1Password」なんですが、使い始めに、ちょっと困ったことがあったので、その解決策をこの記事に書いていきますね。
「1Password」とは
「1Password」は、様々なソフトウェアやアプリ、WEBサイトで使われているパスワードを、1つのマスターパスワードで管理できるソフトウェアです。マスターパスワードさえ、忘れなければ、他のパスワードを覚える必要ありません。ホント楽ちんですよ。
ただ、有料です。Windows と Mac 両方で使えるエディションで、約7,000円します。
でも、投資対効果は十分ありますね。30日のトライアル期間があるので、ぜひ試してみてください。
1Password works everywhere you do, including on Linux or Chrome OS. Easily sign in to sites and use suggested passwords. Download 1Password for Windows!
セキュリティのことなんで、こんなに公にしていいのか、と思いますか?
いやいや、いろんなサービスで、同じパスワードを使い回す方が、危険ですって。
この記事をきっかけに、便利になってもらって、かつセキュリティのリスクを軽減してもらえば幸いです!
「1Password」の初期設定は?
手鼻をくじくようですが、設定の手順については、別のサイトで詳しく書かれていますので、いまはそれを参考にしてほしいなと思います。近いうちにこちらのブログでも記事にします。
http://mobilelaby.com/blog-entry-3870.html
http://1pw.useful-app.net/
この記事では、同期の設定をしたときに出たエラーをどう解決したのかに触れます。
「1Password」のキーファイルをDropboxに保存できない?
「1Password」のキーファイル「1Password.agilekeychain」をDropboxにまず保存しますよね。キーファイル「1Password.agilekeychain」って、1つのファイルでなくて、実は、複数のファイルやフォルダを圧縮したフォルダみたいになっています。
正常な同期の状態は、これです。 でも、ちゃんと同期されていないと、左側のアイコンのところが、マイナス画像の、こんなふうになります。
最初は、キーファイル内の全部のファイルがこのマイナスアイコン状態でした。
この状態で、iPhone の 1Passwordアプリから同期すると、エラーが出て同期できません。
↑この画像は、下のサポートフォーラムのサイトから引用した、iPadのものです。iPhoneでも同様のエラーが出ます。
ならば、キーファイル全体を、Dropbox のWEBブラウザ版に、コピー&ペーストしてみることを思い立ち、やってみたところ、エラーになる原因がわかりましたよ。
「.ws.agile.1Password.write」と「Desktop.ini」の2つのファイルが、
どうにもこうにも、同期できないんです。
「.ws.agile.1Password.write」なんか、サイズが、0バイトですよ!どういうこと???
調べましたよ。ググりましたよ。そうしたら、同じ問題にあってる人に出会いましたね。
こんなとき、解決もしてないのに、よっしゃ!というドヤ顔になります(^^)
どうやって解決したか?
ヒットしたサポートフォーラムのサイトは、公式サイトでしたし、メーカーのサポート担当者らしき人も回答してるから、すぐ解決できると思ったんですが、そうすぐにはいきません。Dropbox の問題だから Dropbox 側でいずれ解決する、とか、初期設定の仕方が書いてあったりするんですが、実際問題起きてるし、設定を何度かやり直しても、うまくいきません。
結局、同期エラーになる、「.ws.agile.1Password.write」と「Desktop.ini」の2つのファイルを削除して同期させました。サイズが極小だし、必要と思えなかったんです。
そうしたら、Dropboxで、1Passwordのキーファイルは、すべて同期できるようになったし、iPhone でも同期成功!
無事に、iPhone でも、1Password がデスクトップと同期した状態で使えるようになりました!
その後、「.ws.agile.1Password.write」と「Desktop.ini」の2つのファイルはどうなかったかというと、「Desktop.ini」ファイルは無くなったままですが、「.ws.agile.1Password.write」は自動的に復活してて、しかも問題なく、同期できています。
今のところ、使い始めてから、約1週間、問題起きていないので、おそらく大丈夫でしょう。
まとめ
「1Password」のキーファイル「1Password.agilekeychain」がDropbox に保存できなければ、「.ws.agile.1Password.write」と「Desktop.ini」の2つのファイルを削除しちゃいましょう。(メーカーの公式なガイドじゃないですよ)
※「Desktop.ini」は、隠しファイルになっているので、表示する設定をしましょうね。 最後までお読みいただき、ありがとうございます!
連載目次:1Password のインストール・使い方・設定
- 1Password のインストールと使い方、設定(Windows編)
- 1Password (2)アプリのインストール・使い方・設定(iOS編)
- 1Password (3)インストール・初期設定(Mac編)、Windows編の続き
- 1Password (4)使い方・設定(Mac編)
- 1Password (5)詳細設定について(Windows編)
- 1Password (6)ブラウザでシェアエクステンションを設定する方法(iOS編)
番外編
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小松 英二
代表取締役 : 株式会社ワークスピーディー
ソニーの情報システム子会社で、5万人以上のユーザー向けの社内ヘルプデスクや、認証サーバ・メールサーバの運用を経験。その後、日本マイクロソフトや、レノボ・ジャパンで、大手法人営業のプリセールスSE を担い、ソフトウェアからハードウェアまで幅広い知識と経験を持つ。現在はIT企業、株式会社ワークスピーディーの代表取締役。
詳しくはこちら → プロフィール
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