6月12日(日)に、横浜市青葉区にある「こどもの国」に行ってきました。
IT関連のブログなのになぜ、この話題?と思うかもしれませんが、ITと関連付けて、そこで感じた、現金決済だらけの環境に関して、電子マネーやクレジットカードも使えるようになって欲しい!という思いも込めて書いてみますね。
電子化することのメリットを運営者、利用者の視点から、3つあげてみました。
(運営者)
– お釣りの準備の手間が減る
– 会計処理が楽に、正確になる
– サービスレベルが向上する
(利用者)
– 決済処理が早くなる
– 小銭不要
– 支出管理の手間が減る
いいことが色々あるんですけどね~
では、本題いきましょう!
横浜市青葉区の「こどもの国」とは
国が関係している施設なだけに、広大な土地に、色々なバリエーションのスペースがあります。詳しくは、公式サイトをご覧になっていただければと思います。
(以下、一部抜粋)
こどもの国の概要 こどもの国は都心から約30キロに位置し、多摩丘陵の雑木林をそのまま生かした自然の遊び場です。広さ約100ヘクタール(約30万坪)、外周道路4キロ、内周道路2.4キロをはじめ、雑木林をぬうように散策道路が縦横に通じています。遊具広場、自由広場、ミニSL 、園内バス「あかポッポ号」、横浜一長いローラー滑り台、湖、ミニアスレチック、せせらぎ、つり橋、サイクリングコース(1.6キロ)などがあり、湖ではボートやドラム缶いかだで遊べます。牧場には乳牛約40頭、ヒツジ約30頭が放牧され、ウサギなどを抱いてふれあうことの出来る「こども動物園」があり、ポニー乗馬も楽しめます。搾りたての牛乳を製品化した「特別牛乳サングリーン」やソフトクリームが評判です。こどもの国とは – こどもの国の概要と歴史|こどもの国
入園券
「こどもの国」に入るには、まず最初に、「入園券」が必要になります。電子マネーも、クレジットカードも、両方使えませんでした。
開園時間の前後、チケット売り場は、土日、祝日だと、行列だそうです。
システム化、電子決済化するとしたら・・・
システム化、電子決済化することを考えると、例えば、チケットを買う列に、以下3つのボタンを設置します。- 大人用
- 小中学生用
- 幼児用
こうすれば、本当にスマートですよね。
団体客向けの割引、障がい者割引、シルバー割引、というのがあるので、これについては、別途考えなくてはなりませんが、システム的には、かなりシンプルな仕組みになります。
システム化のメリット
やはり、データがリアルタイムに集計されて、分析、レポートするのも容易だということでしょう。入園券だけでなく、駐車場に関しても、システム化すれば、決済の状況から、リアルタイムに混み具合が分かり、それをホームページなどで公開、あるいは、登録メールアドレス宛に通知すれば、来る人の利便性向上に繋がることと思います。
のりもの利用券
これに関しては、正直、俗にいう、「イラッ」とする場面がいくつかありました。↑ それぞれのアトラクションは、コンパクトで、子供がとても楽しめるものでしたよ!
↑ でも、こうしたのりもの利用券は、すべて現金払い。
50円、100円刻みだから、チケット売り場には、大量にお釣りが用意されていました。
↑ 自販機も、現金のみ。
毎日のように、つり銭を用意する手間が相当かかってるでしょう。
↑ こうしたチケットも、昭和時代とおそらく変わらない、アナログそのもの。
↑ カートに乗るときも、200円を入れます。
小銭なければ、近くの両替機を利用
あとで回収する手間もあるし、現金をそのまま使うのは、回収時に、魔が差すなんてことも考えられなくもありませんよね。
電子化できるところ(のりもの券)
チケット売り場のところは、以下の3種類しかないので、これも3つのボタンを作って、「ピッ」で電子決済できますよね。それで、発券もしくは、カードやスマホに、データ書き込み。(3種類のボタン)
・おとな用:150円
・こども用:100円
・回数券:1,000円
仕組みは、入園券と同様に、シンプルにできますね。
電子化できるところ(カート)
カートはどうやるかというと、動かすのにコインが必須ということなら、電子決済で、カート専用のコインを自販機で買えるようにすれば、できますね。露店
露店に関しては、ここの施設だけではありませんが、外見も内装も立派な移動販売車でも、電子決済できるところに、出くわしたことがありません。メニューは固定化されているのだから、やる気になれば、それほどの労力なくできますし、あとの会計処理がホント楽で、正確ですよね。お釣りの量も減らせるし。
また、お金触った手で、料理しているところも見ますし、不衛生という点も無視できません。
photo credit: Souvenir Booth via photopin (license) ※「こどもの国」にある、露店の写真は撮らなかったので、代わりのイメージ写真です。
まとめ
ホームページにも掲載がありますが、「こどもの国」は、歴史も深く、戦時中は、旧日本陸軍田奈弾薬庫補給廠でした。整備された当時、国費も出て、さらには、決算書を見たところ、毎年、4億円近い、国庫補助金が出てるぐらいなので、政府が関与している施設と言っても過言ではないでしょう。
もっと深掘りして、「こどもの国」を運営している「社会福祉法人こどもの国協会」の役員を見ると、様々な団体・組織が関わっています。
なので、意思統一もそんなに簡単なことではない気がしますが、こうした施設こそ率先して、民間施設や小売店のお手本になるような形で、電子化することを実践して欲しい、と本当に思います。
ちなみに、小売店が、電子マネーを導入するときの障壁って、一度、実家のお米屋に導入する検討をしたときにリサーチしたんですが、電子マネーのリーダー端末1台あたり、初期費用(1万5千円弱)と月額費用(5千円ぐらい)、そして、決済時の手数料が、3%以上かかるところなんです。
これでは小店舗に、普及しないなと。
今回のような環境に出くわすと、コストも含めて、革新的な何かのソリューションを作り出したいなと、ムズムズしてしまいますね。
ではこの辺で!
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小松 英二
代表取締役 : 株式会社ワークスピーディー
ソニーの情報システム子会社で、5万人以上のユーザー向けの社内ヘルプデスクや、認証サーバ・メールサーバの運用を経験。その後、日本マイクロソフトや、レノボ・ジャパンで、大手法人営業のプリセールスSE を担い、ソフトウェアからハードウェアまで幅広い知識と経験を持つ。現在はIT企業、株式会社ワークスピーディーの代表取締役。
詳しくはこちら → プロフィール
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