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さて、今度は、ファイル(ドキュメント)のポリシーの設定(権限設定)をして、共有したあとに、そのファイルが、どこで、いつ、だれに使用されているかを確認、追跡(トラッキング)できる機能のご紹介です。
えっ、そんなのできちゃうの?と思われるかもしれませんが、設定をした人は、できるんですね、そうしたことが。
ITの管理者だけでなく、普通の利用者(ユーザー)ができるんですよ。
重要なファイルは、そうした履歴が確認できた方が安心、安全ですもんね。
ではいきましょう!
ファイルの使用状況を確認、追跡(トラッキング)する方法
それでは具体的な手順をご案内していきますね。[使用の追跡] 画面を開く
↑ 該当のファイルを開かずに、ファイルのアイコンを選択して、右クリックしますよ。[RMSによる保護] から、[使用の追跡] メニューを選択
↑ ログイン画面でパスワード入力を求められたら、入力します。
「使用の追跡」のトップ画面
↑ 該当するファイル(ドキュメント)の以下のような状況が確認できます。- いつ共有されたか
- 有効期限
- 表示件数、開いたユーザーの数
- 開くのを拒否された件数
- 最後に、ファイルの動作に変化があってからの日数
アクセス履歴
↑ どのユーザーが、いつ開いたか、などが一覧で確認可能タイムライン
↑ どんな時系列で、ファイルが利用されているか、どのユーザー、という情報も棒グラフで見れますね。マップ
↑ 地図上で、確認できるのは、オーって感じしません??↑ ズームインした状態なんかも、深掘りできますね。
電子メールの通知
↑ 該当ファイルが開かれたとき、開けなかったときに、メールで通知される設定もできますよ。メールと、連動しているのは、なかなかいいですね。
↑ 例のメールは、若干違いますが、こんな感じでメールが届きますよ。
まとめ
サクッとした紹介でしたが、いかがでしたか。マイクロソフト社は、イスラエルのセキュリティー会社、「Secure Islands」6月に買収して、機能強化するようなので、今後も注目してみますね。
名前も「Azure Information Protection」に変更するみたいですよ。 はっ、このブログのタイトル変えなきゃですね(笑)。
次回以降は、管理者の向けの設定方法や、その機能などをご紹介していきますね。
連載目次:【Azure Rights Management】Microsoft Office や PDFファイル、メールなどに対するクラウド・セキュリティ・ソリューション
- 【Azure Rights Management】(1)Microsoft Office や PDF ファイルに対するセキュリティ対策
- 【Azure Rights Management】(2)Microsoft Office ファイルにポリシーの設定(権限設定)する方法
- 【Azure Rights Management】(3)PDFファイルにポリシーの設定(権限設定)をする方法
- 【Azure Rights Management】(4)メールにポリシーの設定(権限設定)をする方法
- 【Azure Rights Management】(5)ファイルの使用状況を確認、追跡(トラッキング)する方法
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小松 英二
代表取締役 : 株式会社ワークスピーディー
ソニーの情報システム子会社で、5万人以上のユーザー向けの社内ヘルプデスクや、認証サーバ・メールサーバの運用を経験。その後、日本マイクロソフトや、レノボ・ジャパンで、大手法人営業のプリセールスSE を担い、ソフトウェアからハードウェアまで幅広い知識と経験を持つ。現在はIT企業、株式会社ワークスピーディーの代表取締役。
詳しくはこちら → プロフィール
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