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さて、前回、Microsoft Office ファイルに対する設定をご紹介しましたので、今回は、PDFファイルに対する、Azure Rights Management のポリシー設定(権限設定)をする方法をご紹介します。
前回の記事はこちら:
https://itwork100.com/azure-rms-office-policy/
PDFファイルは、実務ですごく使われますよね。
Microsoft Office ファイルと同じやり方で、PDFファイルも管理できれば、利用者も操作方法を理解しやすいし、管理者にとっても、複数の管理ツールを使わずに済むので、メリットがあります。
ではいきまーす。
Contents
PDFファイルにポリシーの設定(権限設定)をする方法
PDFファイルは、マイクロソフト製ではないので、まず、別途アドオンツールが必要になります。
以下のリンクからダウンロードしましょう。
↑ 日本語になっているのを確認して、[ダウンロード]ボタンをクリックします。
↑ Windows OS の環境に合わせて、zip ファイルを選びましょう。
「32bit 」なら「Microsoft Rights Management sharing application x86.zip」
「64bit」なら「Microsoft Rights Management sharing application x64.zip」
アドオンツール「Microsoft Rights Management sharing application」のインストール
ダウンロードした zip ファイルを解凍しましょう。
↑ 解凍したフォルダにある、「setup.exe」を実行します。
↑ 次へ
↑ ステータスが、「成功」となれば、正常にインストールできています。
利用開始するには、一旦再起動しましょう。
RMSによる保護の設定
↑ PDFファイルのアイコンを選択して、右クリックします。
すると、「RMSによる保護」のメニューがありますので、最初は、「その場で保護」のメニューに、ポリシーがないので、「会社定義の保護」というメニュークリックします。
↑ アカウントを要求されるので、該当のアカウントを選択します。
↑ しばらくすると、ポリシーが選択できる状態になります。
↑ 選択できる状態になりました。
↑ 標準のポリシー(社外秘)
↑ 標準のポリシー(社外秘・閲覧のみ)
↑ カスタムのポリシー(期間限定)
↑ いずれかのポリシーを選択すると、「保護されています」というメッセージが表示されます。
↑ 保護が完了しました。この例では、「社外秘」のポリシーがされた状態になっています。
↑ PDFファイルのアイコンは、保護されていると、鍵マークのアイコンが表示されます。
カスタムアクセス許可
↑ ポリシーの設定以外に、ユーザーごとに、細かい権限の設定もできるようになっています。
まとめ
Microsoft Office ファイルに続き、PDFファイルの手順をご紹介しました。
次回は、メール(Microsoft Outlook)に対する、ポリシーの設定(権限設定)を紹介しますね。
連載目次:【Azure Rights Management】Microsoft Office や PDFファイル、メールなどに対するクラウド・セキュリティ・ソリューション
- 【Azure Rights Management】(1)Microsoft Office や PDF ファイルに対するセキュリティ対策
- 【Azure Rights Management】(2)Microsoft Office ファイルにポリシーの設定(権限設定)する方法
- 【Azure Rights Management】(3)PDFファイルにポリシーの設定(権限設定)をする方法
- 【Azure Rights Management】(4)メールにポリシーの設定(権限設定)をする方法
- 【Azure Rights Management】(5)ファイルの使用状況を確認、追跡(トラッキング)する方法

小松 英二

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