今回は、「Intel AMT 10」編の続きです。
前回の記事: 使用するPCは、今回
ThinkPad X1(Carbonでない): Intel AMT 6.0
です。
Intel AMT 6.0 は、2012年のバージョンですね。
ただ、法人利用だと、まだまだ現役の場合がありますし、ThinkPad好きの方なら長く使う傾向にあるので、利用しているなら参考になりますよ!
Intel AMT の初期設定
参照先(ターゲット)のPCで、Intel AMT の初期設定をします。 Intel AMT 10 のときとほぼ同じですが、少し違う箇所もあるので、ご注意を!ThinkPad X1(Carbonでない): Intel AMT 6.0 の場合
↑ ロゴ画面で、Enter↑ CTRL + P キー
↑ 1 キー
↑ 初期パスワード: admin を入れます。
↑ 好きなパスワードを設定。数字、記号、英字が混ざってないといけません。
例: P@ssw0rd
↑ Intel ME General Settings を選択
↑ Network Setup を選択
↑ TCP/IP Settings を選択
↑ Wired LAN IPV4 Configuration を選択
↑ DHCP Mode を選択。 「Disabled」にします。
↑ IPアドレス
↑ サブネットマスクアドレス
↑ デフォルトゲートウェイアドレス
↑ ESC キーを押して、何回か画面を戻ります。
Intel AMT Configuration のメニューを選択して、「SQL/IDER」のメニューを選択
↑ SQL の設定を確認 「Enabled」
↑ IDER の設定を確認 「Enabled」
↑ Legacy Redirection Mode を選択
↑ Legacy Redirection Mode を「Enabled」にします。
↑ ESC キーで画面を戻って、KVM Configuration のメニューを選択
↑ KVM Feature Selection を Enabled
↑ User Opt-in を選択。
「User Consent is not required for KVM session」の方を選択します。
↑ ネットワークの設定を、「Activate Network Access」を選択して、認証を取って完了です。
まとめ
Intel AMT 10編、Intel AMT 6編と、Intel AMTの初期設定について、ご説明してきました。続いて、実際の利用方法をお届けしていきますね。
連載目次:Intel AMT を使って、リモートで PC を管理する方法
- Intel AMT (1)PC :リモートで情報取得、遠隔操作するための初期設定(Intel AMT 10編)
- Intel AMT (2)PC :リモートで情報取得、遠隔操作するための初期設定(Intel AMT 6.0編)
- Intel AMT (3)PC: BIOS を参照・変更する方法(Intel AMT 6.0編)
- Intel AMT (4)PC: VNC でリモートコントロールする方法(Intel AMT 6.0編)
- Intel AMT (5)PC: リモートから情報取得、遠隔操作する方法(Intel AMT 10編)
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小松 英二
代表取締役 : 株式会社ワークスピーディー
ソニーの情報システム子会社で、5万人以上のユーザー向けの社内ヘルプデスクや、認証サーバ・メールサーバの運用を経験。その後、日本マイクロソフトや、レノボ・ジャパンで、大手法人営業のプリセールスSE を担い、ソフトウェアからハードウェアまで幅広い知識と経験を持つ。現在はIT企業、株式会社ワークスピーディーの代表取締役。
詳しくはこちら → プロフィール
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