前回の記事で紹介した「Jabra Speak 510」をはじめ、Jabra のオーディオデバイスをサポートするソフトウェアがあります。
前回の記事: その名も「Jabra Direct」です。
Mac 用だと、「Jabra Suite for Mac」というソフトウェアが提供されています。
スピーカーフォン向けのソフトウェア?と聞いて、どんなことをするのか、最初わからなかったのですが、うんうんそっか~こういうことできるのか~と理解できました。
これから解説していきましょう!
Jabra Direct とは
Jabra Direct が提供する、大まかな機能は4つです。- 最新のファームウエアの提供
- 最新の機能の提供
- 最新のドライバーの提供
- オーディオデバイスに対する設定
ヘッドセットとスピーカーフォンのための、スマートでセキュア、無料の通話管理。
Jabra Direct のインストール
前述した Jabra Direct のサイトより、「PCにダウンロード」のリンクを選択します。ダウンロードした exe ファイルを実行します。
License Agreement(ライセンスの同意)のところにチェックを付けて、インストールボタンを選択します。
「Completed」という表示が出たら、インストール成功です。
「Launch」ボタンを選択すると、Jabra Direct が起動します。
Jabra Direct 登録(Register!)
Jabra Direct が起動すると、すぐに、Jabra デバイスの登録を促す画面が表示されます。「Register」ボタンを選択すると、ご覧のように、Jabra の Register サイトが開きます。
登録が完了すると、「Thank You」の画面になります。
このあたりは、よく見るデバイスメーカーの登録サイトと同じですね。
Jabra のメニュー構成
最初に表示されるのは、Jabra Direct の3つの説明画面ですね。3つのスライドで、Jabra Direct について解説されます。
「Jabra Speak 510 MS」だと、ここで Skype for Business が Ready であることを確認できますね。
タスクトレイの上にもピコッと表示が出てきます。
Jabra Direct のダッシュボードの紹介です。
ここにアクティブなデバイスが表示されることや、Bluetooth デバイスのことがガイドされていますね。
Bluetooth のメニュー
Bluetooth のメニューをまず選択します。Jabra 製の Bluetooth アダプターを装着してください、と書いてあります。
PC に内蔵された Bluetooth を使う場合では、Jabra Direct では認識してくれないようです。
残念・・・
Bluetooth の設定で接続し直しても、うまくいきませんでした。
うん、確かに接続されてるけど・・・
Bluetooth の画面に表示されな~い。
Device の画面
「Jabra Speak 510」を USB で接続すると、「Jabra Direct」に表示されました!Updates の画面
「Updates」では、「Jabra Direct」のバージョンの状態と、接続デバイスのファームウエアの状況が確認できます。「Update now」ボタンがある場合は、現在のファームウエアが古くて、最新のものに更新できるということですね。
更新する前に、リリースノートを見てみます。Release notes のリンクを選択します。
リリースノートのページが表示されて、更新履歴が確認できます。
スマートボタンのサポートを追加したという点が目に留まりますね。
リンクはこちら:Release Note for Jabra SPEAK 510(リリースノート)
See the latest release notes for Jabra Speak 510
「Update now」ボタンを選択します。
「Jabra Direct Firmware Updater」が起動しますので、チェックを付けて、正しいデバイスを選んだまま、「Next」ボタンを選択します。
ダウンロードが始まり、完了したら、「Next」ボタンを選択します。
Update が始まりました。中断しないように注意してくださいね~
中断したら、最悪な場合、デバイスが壊れますからね。
「Update completed」になれば完了です。
完了したあと、一度ケーブルを抜いてとガイドがあるので、そのとおりにやると元の画面に戻れます。
「Updates」の画面をみると、「Up to date」で、「Jabra SPEAK 510」も最新になっていますね。
Device の設定
「Device」のメニューに戻って、「Device settings」を開くと、設定画面を表示できます。Speakerphone:音声のガイダンスをオンにするか、オフにするか。
Softphone(PC):優先的に使うソフトフォンを設定
Button Configuration:「Smart button」の設定。「Smart button」の機能を、今のところいまいち理解できていません。
Product information:オーディオデバイスの名前、ファームウエアのバージョン、Skype for Business 認定か否か、パーツナンバー
設定ファイルをエクスポート、インポートできるようですね。
Settings の画面
「Jabra Direct」のソフト自体の設定ができるところです。Feedback の画面
オーディオデバイスや、「Jabra Direct」のソフトに関して、評価できるようです。Help の画面
最後に「Help」の画面です。まとめ
Jabra のオーディオデバイス向け「Jabra Direct」ソフトについて、サクッと、解説しました。オーディオデバイス本体と組み合わせて使うことで、利用の幅が広がりますし、ファームウエアやドライバーなど、常に最新にしておけば、突発的なトラブルも回避できるかもしれませんね。
「Jabra Direct」は、完全に個々のユーザー向けですが、個人的に、大規模一括展開ツールの 「Jabra Xpress」の方が、法人向けなので、気になります(^^)
好奇心がムクムク(_)
連載目次:【Jabra】スピーカーフォンや業務用ヘッドセットを活用した働き方の進化
- 【Jabra Speak 510】(1)無線のスピーカーフォンを活用する方法
- 【Jabra Direct】(2)Jabra デバイス用ソフトの導入と設定
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小松 英二
代表取締役 : 株式会社ワークスピーディー
ソニーの情報システム子会社で、5万人以上のユーザー向けの社内ヘルプデスクや、認証サーバ・メールサーバの運用を経験。その後、日本マイクロソフトや、レノボ・ジャパンで、大手法人営業のプリセールスSE を担い、ソフトウェアからハードウェアまで幅広い知識と経験を持つ。現在はIT企業、株式会社ワークスピーディーの代表取締役。
詳しくはこちら → プロフィール
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