Intel AMT (1)PC :リモートで情報取得、遠隔操作するための初期設定(Intel AMT 10編)


BIOS・リモートコントロール

geralt / Pixabay

今回は、離れたPC をリモートでコントロールしたり、PC の BIOS 画面を、リモートから参照して、変更して、画面ショットを取得したりする方法をご案内します。

シリーズ化しますので、今回は、初期設定についてです。

これまでの記事で一番マニアックかもしれません(^^)

ただ、システム管理者やサポート担当者でマニュアルを作成している人たち、PCを自作しているような人たちなどには、間違いなく、需要があるんですね。分かりやすいサイトや記事が少ない気がするので、画面ショットをボンボン貼り付けて、サクッと理解できるようにしますね。

画像多いので、文章少なめでいきますよ~

使用するPCは、以下のとおりで、両方とも、Intel vPro搭載マシンです。

今回は、Intel AMT 10編をお届けします!

  • ThinkPad X250 : Intel AMT 10
  • ThinkPad X1(Carbonでない) : Intel AMT 6.0

使用するPCは、今回

ThinkPad X250 : Intel AMT 10

です。

Intel AMT とは

まず、Intel AMT のことですが、Intel vPro 対応のPCやサーバで利用できる機能の1つで、離れたところから、マシンの情報(ハードウェアやソフトウェア)を取得したり、リモートで電源をオン・オフするなどリモートコントロール(遠隔操作)できます。

リモートコントロールというと、参照先(ターゲット)のコンピューターで、Windows のリモートデスクトップ接続機能を使ったり、リモートコントロール用のツール(エージェント)を別途インストールするのが普通ですが、Intel AMT は、ハードウェアでその機能が実装されているので、エージェント不要(エージェントレス)で使えるのも特徴です。

Intel AMT のテクノロジーは、Intel社が提供していて、技術的にとても優れているのですが、いかんせん、認知度が低く、Intel vPro 対応マシンを利用している法人組織でも、利用率は、国内では特に、10%満たないと思います。

その背景としては、実際に何ができるのか、が具体的にちゃんと理解されていない側面があるので、なるべく簡単に、すぐに何ができるのか、が分かるように、画面ショットを多めに説明していきます。

インテル® vPro™ テクノロジーは、新しいフォームファクターをサポートして企業のエンドユーザーの生産性を向上するとともに、組込みセキュリティー機能を IT 部門に提供します。
インテル® AMT により、IT 部門は複数のプラットフォームにわたって同一のインフラを活用し、PC、ワークステーションおよびエントリーサーバーをリモートから管理できるようになります。

Intel AMTとは、Intel社のマイクロプロセッサの一部に採用されている、コンピュータを遠隔管理するための機能のセット。

企業などで多数のコンピュータを管理しなければならない時に便利な機能がいくつか提供されている。管理者がネットワークを通じてコンピュータの状態を調べたり、遠隔操作したりすることができる。

電源が切れていたりOSや一部の装置が正常に機能していなくても利用でき、遠隔からの電源オン/オフやOSのインストールなど、OS上で動作するソフトウェアではできない操作を実行することができる。

引用元:AMTとは|Intel AMT|インテルアクティブマネジメントテクノロジー – 意味/定義 : IT用語辞典

Intel AMT の初期設定

参照先(ターゲット)のPCで、Intel AMT の初期設定をします。これも、リモート(遠隔操作)でできると本当はイイんですけどね。

ThinkPad X250 : Intel AMT 10 の場合

IntelAMT_7916

↑レノボのロゴ画面で、Enter キーを押します。

IntelAMT_7917

CTRL + Pキーを押します。

IntelAMT_7918

↑Intel AMTの設定は、この別名、拡張BIOSと呼ばれる画面で行います。

「MEBx Login」メニューをEnter

IntelAMT_7920

↑初期パスワードは、「admin」なので、入力します。

IntelAMT_7921

↑好きなパスワードをを入れますが、数字、大文字、小文字、記号が混じってないといけません。

例えば、「P@ssw0rd」というのです。

IntelAMT_7922

↑もう一度、同じパスワードを入れます。

IntelAMT_7923

↑「Intel AMT Configuration」を選択

IntelAMT_7924

↑こんな画面が表示されます。

IntelAMT_7925

↑全部Enabledにしたまま

IntelAMT_7926

↑一回画面を戻ったあとに、「USER CONSENT」を選択。「User Opt-in]を「NONE」にします。

IntelAMT_7928

↑続いて、「TCP/IP SETTINGS」の設定

IntelAMT_7931

↑「DHCP Mode」を「Disabled」

IntelAMT_7932

↑ネットワークの設定をします。

IntelAMT_7933

↑IPアドレスを設定します。

IntelAMT_7934

↑サブネットマスクの設定

IntelAMT_7935

↑デフォルトゲートウェイの設定

IntelAMT_7936

↑「Activate Network Access」を選択

IntelAMT_7937

Yキーを押します。

この時点で、参照先(ターゲット)のPCに対して、「PING」が飛びます。経験上、もし通信できない場合は、一度再起動すると直るかもしれません。

まとめ

Intel AMT 10編、接続される側のPCの初期設定としては、これで終わりです。

画像が多いために、ダラダラと長くなってしまうので、シリーズ化して記事を書くことにしました。

乞うご期待!

連載目次:Intel AMT を使って、リモートで PC を管理する方法

  1. Intel AMT (1)PC :リモートで情報取得、遠隔操作するための初期設定(Intel AMT 10編)
  2. Intel AMT (2)PC :リモートで情報取得、遠隔操作するための初期設定(Intel AMT 6.0編)
  3. Intel AMT (3)PC: BIOS を参照・変更する方法(Intel AMT 6.0編)
  4. Intel AMT (4)PC: VNC でリモートコントロールする方法(Intel AMT 6.0編)
  5. Intel AMT (5)PC: リモートから情報取得、遠隔操作する方法(Intel AMT 10編)
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ソニーの情報システム子会社で、5万人以上のユーザー向けの社内ヘルプデスクや、認証サーバ・メールサーバの運用を経験。その後、日本マイクロソフトや、レノボ・ジャパンで、大手法人営業のプリセールスSE を担い、ソフトウェアからハードウェアまで幅広い知識と経験を持つ。現在はIT企業、株式会社ワークスピーディーの代表取締役。 詳しくはこちら → プロフィール
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